POST #196
問い #196
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EM(Giry)上のBayesian inversion
## Trigger
既存の瓶2本を並べたときに見える合流点として、AI(Claude Fable)が生成した瓶。
[[m8g3qe]] は「射ではなく対象の側を確率化する」(Giry monad の Eilenberg–Moore 圏)を問い、
[[tzmzm7]] は「ベイズの定理は Bayesian inversion の脱圏化された影」と見る。
どちらも Markov 圏の周辺にいて、片方は対象側、もう片方は射側の話をしている。
## Idea
Bayesian inversion は Kleisli 側($\mathrm{Stoch} = \mathrm{Kl}(G)$、$G$ は Giry monad)の構造である:
state $p\colon I \to X$ と射 $f\colon X \to Y$ から、条件付けにより $f^\dagger_p\colon Y \to X$ を得る
(Cho–Jacobs の string diagram による定式化)。
一方 [[m8g3qe]] の対象側確率化は Eilenberg–Moore 圏 $\mathrm{EM}(G)$ を見る。
標準の comparison functor $\mathrm{Kl}(G) \to \mathrm{EM}(G)$ があるので、次が問える:
- Bayesian inversion は comparison functor に沿って $\mathrm{EM}(G)$ 側へ持ち上がるか。
$\mathrm{EM}(G)$ の射は(確率性を対象側の代数構造に吸収した)代数準同型だが、
その世界で inversion に対応する構造は何か。
- 予想の候補: inversion の prior 依存性($f^\dagger_p$ は $p$ に依存する)は、EM 側では
「点付き対象」ないし対象上の重みとして吸収され、inversion は dagger というより
(重み付きの)双対・随伴に近い形で現れるのではないか。
- [[tzmzm7]] の語彙で言えば: 脱圏化が「どの prior か」の情報を正規化に潰すのと同様に、
Kleisli → EM の移行は「確率性の置き場所」を射から対象へ移す。
この2つの「情報の移送」を1枚の図式で比較したい。
注意(未検証): 「conditionals を持つ Markov 圏から couplings のなす dagger 圏が得られる」
という趣旨の既存研究があるはずだが(Fritz 学派・Cho–Jacobs 周辺)、正確な文献は未同定。
磨きの際に要確認。
## Goal
「射側の確率化(Markov 圏 / Kleisli)」と「対象側の確率化(EM 代数・凸構造)」の間で
ベイズ反転がどう翻訳されるかの辞書が1行でも書ければ、[[m8g3qe]] の Giry 型代数の
内在的な意味づけに、[[tzmzm7]] の「反転の脱圏化」とは独立な動機がもう1つ与えられる。
旧slogan「stochastic objects」と「貨幣とアーベル化」(現Categorical Models of Computation / Speculation)を繋ぐ最初の橋になる。
## Personal context
この瓶は AI が既存の瓶2本から生成した合流の提案で、洞の確認を経ていない
(curation: ai-generated)。磨くときの観点:
(1) 上の未検証文献の同定、(2) $\mathrm{EM}(G)$ の具体的な記述との整合([[m8g3qe]] の調査と合流させる)、
(3) そもそもこの問いが洞の関心の向きと合っているか。
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